【星屑】おうちに流れるインターネットデータを調べてみよう。ルータで調べるトラフィック統計とは?

インターネットが世界中に張り巡らされ、いろいろ便利になりました。

自宅にもインターネットに接続できる機器が増えてきています。

自宅にあるインターネット機器はどれくらいのデータをやりとりしているのでしょうか?

ルーターのトラフィック統計の機能を使って見てみましょう。

1.インターネットとは?

もともとはアメリカが軍事用の情報伝達手段として作った情報網なんです。

データをやり取りするコンピュータをメッシュ状につなげて、どこかが攻撃を受けてダウンしても他のルートを通って情報のやり取りができるようになっています。

今はアメリカだけでなく、軍事用だけでなく、世界中で様々なことに使われています。

もう今の時代はネットなしでは生活が成り立たないですね。

2.今回使うWiFiルーター

今回使うルーターはTP-LINK社の「ArcherC9」という家庭用のWifiルーターです。

TP-LINK社というと日本では馴染みが薄いメーカーになりますが世界で見るとトップクラスのネットワーク機器メーカーなんです。

僕は今まで日本の「バッファロー」、「アイ・オー・データ機器」、「NEC」などのルーターを使ってきましたが、どうもしっくりこなかったんですね。

で、最近、TP-LINKというメーカーを知り、使ってみたところ、なかなか良い感じなので、それからはずっとTP-LINKのものを使っています。

非常に安定して動作し、不調による再起動もほとんどありません。日本メーカーの不安定さと比べると非常に調子が良いです。

現在、ArcherC9はバージョン5が出ていますので、少し値段が変わりますが、v5を選択しましょう。v3、v4もまだ市場に流れていますのでご注意を。

AC1900(=ArcherC9同等品)、A9(=Amazon限定版)と書かれたものもArcherC9と同じものです。

3.実際のデータ

では、実際のデータを見る前にデータの単位などについて勉強しておきましょう。

コンピュータの世界では2進数と呼ばれるゼロとイチで情報を表現しています。この一つの単位を「bit(ビット)」と呼びます。

1bitでゼロかイチを表現できますね。これを8個集めると8bitとなり、これを1byte(バイト)と呼びます。

1byteは「00000000」~「11111111」となり、ちょっと難しくなりますが、これで我々のよく使う10進数で0~255を表すことができます。

英語圏ではアルファベットが26種類で、それに少しの記号を加えても256種類以内で済みますので、1文字を表すには1byteで済みます。

日本は、ひらがな、カタカナ、漢字などがあり、256個では足りないのでもう1byte足して、2byte(16bit)で1文字を表します。

2byteあると理論上は65536種類まで表すことができます(実際は、文字を示す以外にも情報を使うため2byteフルには使っていません)。

このように様々な情報を「ビット」で表していきます。

画像や動画になるとデータの大きさが大きくなりますので単位も大きくなっていきます。

こんな感じ。

1024byte → 1KB(キロバイト)

1024KB → 1MB(メガバイト)

1024MB → 1GB(ギガバイト)

1024GB → 1TB(テラバイト)

僕らが普通に使っている単位は1000ずつ変化しますが、コンピュータの世界では単位が1024ずつアップしていきます。

これは、コンピュータの世界では2進数が基本になっているからですね。2の10乗が1024になります。

ということで、1TBをbyteで表すとこうなります(^^;)

1TB=1024GB=1,099,511,627,776byte

本題に入りましょう。

TP-LINK ArcherC9には「トラフィック統計」という機能があり、どの機器にどれくらいのデータが流れたのか計測する機能がついています。

今回は、この機能を使ってみました。

早速、実際のデータ量を見てみましょう。

我が家にはたくさんのネット機器があります。

この中でもデータ量が多いのは、スマホ(iPhone)、タブレット、デスクトップパソコン、ノートパソコンですね。

一番多いのはメインで使っているデスクトップパソコンでした。

ひと月では10月に156GB、11月に83GB流れていることがわかりました。

我が家はYoutubeはそんなに見ませんし、ネットTVもあまり使いません。

それでもこれだけのデータが流れているということで、それなりにスマホやPCがある家では100GB前後のデータがひと月で流れていると予想できます。

4.やってみよう

今回使用した「トラフィック統計」の機能は、いろいろなルーターに付いている機能です(名称は異なります)。

この機能を使って自宅のデータ量を測定してみましょう。

ちなみに、CDやDVDの1枚あたりの標準的なデータ量を見てみましょう。

CD1枚の容量:約640MB

DVD1枚の容量:約4.7GB

Blueray1枚の容量:約25GB

僕の家では、10月のひと月で、CDなら250分枚、DVDなら33分枚、Bluerayなら6枚分のデータが流れていることになります。

すごいですね。

皆さんの家ではどれくらいだったでしょうか?(計測できたらコメントで教えてください)

ところで・・・インターネットができる前は「フロッピーディスク」と呼ばれる小さな磁気ディスクでデータをやり取りしていました。

フロッピーディスクの容量は1枚でたった1MBだったんです。ビックリですね。

Image:Fujitsu

さらにその前はカセットテープにデータを入れていました(^^;)

ハイ、その頃からのパソコンユーザーです。

5.参考文献等

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