スマホと自宅にある材料で「ホログラム」にチャレンジしてみよう!
簡単に作れるホログラム投影装置(!?)の作り方とコツをご紹介します。
写真1:空中に浮かぶ地球
1.概要
「ホログラム」なんとなく聞いたことありますか?
映像を空中に浮かんでいるように投影する技術ですね。
今回は自宅にある「CDケース」と「スマホ」でホログラムにチャレンジします。
簡単にできますのでチャレンジしてみてください。
2.用意するもの
・厚紙:A4サイズ1枚
・CDケース:1枚
・カッター、Pカッター
・接着剤、セロテープ
・スマホ
3.作り方
3.1.型紙を作る
まずは、型紙を作ります。最終的にはピラミッド型の物体になりますので三角関数を使って計算する必要がありますが、その辺は僕の方で計算しておきました(^^)
写真2のように厚紙に線を引いて型紙にします。
写真2:設計済みの形
型紙ができたらCDケースを分解して型紙を載せます(写真3)。
写真3:型紙を載せて線を書く
3.2.型紙に沿って線を書く
型紙を使ってCDケースに線を書いていきます。
4枚同じものを作りますので4枚分の線を書きます(写真4)。
写真4:4枚分の線を書く
エンジニアパパ
3.3.カットする
カッターやPカッターなどでCDケースを切っていきます。
結構硬いので手を切らないように注意してください(写真5、写真6)。
写真5:カットする
エンジニアパパ
写真6:綺麗にヤスリがけする
プラスチック相手なので、やすりは何でも良いですが、こんなのがあると他の工作にも使えて便利です。3.4.組み立て、接着する
4枚カットしたら接着剤をつけて組み立てます。瞬間接着剤は周辺が白くなるのでおすすめしません。普通のプラスチック用接着剤を使いましょう。
セロテープで固定しておくと良いでしょう(写真7)。
写真7:組み立て&接着
これは別の意味で面白い接着剤です。紫外線を当てると硬化するタイプの接着剤で、瞬間接着剤のように白くならず、かつライトを当てるとすぐに硬化するので、不安定なものを接着する際にかなり便利です。今回の用途ではなくても問題ありませんが、ちょっと知っておくと良いでしょう。
3.5.完成&投影
接着剤が乾いたらセロテープを剥がして完成です(写真8)。
手垢などで汚れている場合は軽くウェットティッシュなどで拭いて綺麗にしましょう。
写真8:完成
投影する動画はYoutubeなどにたくさんあります。
「Hologram」や「ホログラム」で検索すると投影用のサンプルムービーがあります。
エンジニアパパ
4.まとめ
一連の流れを動画にしてみましたので参考にしてください。
一番の大変ポイントは「カット」になります。CDケースって厚みがあって意外と大変でした。
写真9のような「基板カッター」があると作業は楽になりますが、これをお持ちの家庭はそれほど多くないでしょうね(^^;)
写真9:基板カッター
エンジニアパパ
これがあると速くキレイに加工ができるので、たくさん工作をする方は持っておくと時間の節約にもなり完成度も大きく上がります。
ちなみに、Amazonなどではこのピラミッドの完成品が売っています。値段もそれほどでもないので作るのが面倒な方は購入してしまうという手もあります。
5.改良版
カットするのがかなり大変だったため材料を変えて「改良版」を作ってみました。100均で買える薄いファイルを使いました。
★ 立体投影!ホログラムを作ってみよう!改良版!簡単にできてキレイに映るピラミッドを自作しよう ★6.手っ取り早く体験するなら
作るのは大変!まずは、体験したという方には、市販品もあります。
市販品は確かに売り物だけあってきれいに作られています。